180年の歴史を見てきた赤松

1830年代は江戸後期、天保の大飢饉、東海道五十三次の浮世絵が出

来たり、フランス七月革命、西部開拓史の始まり、ビクトリア女王が即位した年代。

この頃に一本の赤松が芽生え、山形の実家の屋敷にどっしりと根を張り、江戸・明治・大正・昭和・平成の五代を見守ってきた。

子供の頃より我が家の目印であり、村のシンボル的存在であったが、数年来松喰い虫に取りつかれ年々衰弱し、遂に昨年秋に伐採。

週末に法要で帰省、黒ずんだ切り株に「お疲れさん、ありがとう」。

180年の年輪を刻み、時代の変遷と我が家の歴史を見守ってきた赤松。

幹と枝の一部を残してあり、1年経ったらこれからの100年を生きる木工作品にして残したい。

心配は、松喰い虫の影響はどうか? 見極めねば。