涙の木杯

また訃報が入った。新入社員として入社以来、仕事にOB会にと60年近く交流が続いてきた同僚。昨年夏以降、ガン闘病が続いていたが遂に力尽きた。青春・壮年・熟年各世代を通じて共通話題があり、他の同僚と一緒に永い付き合いだつた。明日の通夜・明後日の告別式。何か記憶に残る葬送品は無いかと思案。思いついたのが、副葬品の木杯。夢工房時代、呑兵衛さん葬送に木杯、野球野郎の葬送にバットを依頼され作った事がある。同好の仲間が寄せ書きして副葬品として納棺する。今回は桧・木杯を作り、先輩同輩後輩の寄せ書きでご冥福を祈りたい気持ち。故人は酒豪ではなかったが、赤い顔をして語り合ったのが懐かしい。ターニングしながら、懐かしい想い出が浮かぶ。涙の木杯になった。ご冥福を祈る。合掌

浅型・深型の2個をターニング。

先日、お世話になっている工務店から桧厚材の切り落としを頂いた。

 

桧材・径260×厚50mmと210×80mの2個を木取り。

 

深さガイド穴をあけてターニング。

真空引きで高台整形。

本来なら楽しい宴会で、この桧・大杯になみなみとお酒を入れて回し飲みしたかった。が、今回はお別れ「涙の木杯」となってしまった。

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コメント: 2
  • #1

    MU工房 (水曜日, 19 2月 2020 22:38)

    悲しいことが続きますね。
    仕方が無いとはいえやはり知人が逝ってしまうのは寂しいことです。
    健康に留意して人生を、木工を楽しんでいきましょう。

  • #2

    つねさん (金曜日, 21 2月 2020 18:33)

    訃報が続くと気が滅入ります。見渡せば周りは「訃報予備軍」ばかり。次は自分かな? まだ些か俗世に未練があり、体力・気力・知力・財力?の4拍子を保ちたいと思っています。ご好誼のほどよろしくお願いいたします。